12月22日に発生した糸魚川市大火災。120棟を全焼させた大火災は、30時間にも及ぶ凄まじいものでした。その中で、一棟だけ大火災に耐えた家がありました。
外壁はレンガとステンレス。屋根は洋瓦とステンレス。窓はワイヤーの入った二重ガラスといった仕様でした。
エアコンの室外機や窓ガラスのヒビなどの最小限の被害はあったようですが、室内は無傷であったので、すぐに住むことができたそうです。
1200度で焼くレンガは、大火災に耐える素材なので、耐震性を考慮したステンレス鉄筋入りのレンガ外壁であれば、災害に強い住宅がリーズナブルな価格で手に入れられます。
糸魚川市の奇跡の住宅は、一般住宅の1.5倍の費用がかかったそうです。
県内で平成19年に発生した中越沖地震を目の当たりしたことから、住宅を造る際、金沢さんは頑強にするよう工務店に注文。それ以外は全て「お任せ」で、翌20年に完成した。2LDKで延べ250平方メートル。費用は一般の住宅と比べ1・5倍ほどかかったという。今回の大火では、延焼は避けられないと覚悟して避難したといい、「火にも強いことを初めて知った」と自身も驚いている。(産経新聞から転載)