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これ以上はお金をかけるだけ無駄!というギリギリまで断熱性能をあげました
Q1.0住宅Level3の住宅は、建設コストに限りある中でこれ以上断熱性能を上げても暖房費などの光熱費の差額でかかるコストを吸収できないギリギリの性能を追求した住宅です。 (記事作成中)
一般社団法人 新木造住宅技術研究協議会の資料より抜粋
Q1.0住宅レベル3を実現するための断熱方法は、上記の5つの工法です。その中で当社の施工は③の工法を採用することになりました。理由は、レンガ外壁を支えるために横金を連結させるために縦胴縁が必要になるからです。
上記の図によると埼玉県幸手市は6地域ですので、レベル3を達成するには、以下の断熱工法になります。
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基礎断熱:スタイロフォームFG80mm(内側)+スカートSF-FG910mm
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壁断熱:アップルゲートセルロース105mm+SF-FG40mm
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天井断熱:アップルゲートセルロース260mm
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サッシ:オール樹脂サッシ アルゴンガス入り16mmペアガラス+LowE
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玄関ドア:U=1.2以下 グランデル2(1.28~)またはD50(1.22~)
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気密値:ボード気密工法で0.5以下(過去の実績から0.4は下回ると思います)
*玄関ドアのU値が1.2より若干悪いですが、これ以上の性能の玄関ドアですと値段が2倍になってしまうので、今回はこの商品を選びました。
実験棟を作ってみました。
内断熱にHGW16kg105mmを入れました。2023年よりアップルゲートセルロースに変更してます。
SF-FGより少しだけ性能がいいQ1ボードを外側に付加断熱としました。在庫してたので。本来はスタイロフォームFGです。
外断熱とは違うので、タイベックで防水層をしっかり作ります。
ゴールドコーストレンガで外壁を積み上げました。
木製デッキも以前あったものを再利用して設置しました。
内装仕上げは、無垢のフローリング、壁はビニールクロスです。暖房は6畳用オイルヒーターをアマゾンで5400円で購入。TVは32インチ15000円でした。Fire TV StickもTVに設置。Netflixも見放題!
窓ガラスと勝手口は、オール樹脂アルゴンガス+LowEのトリプルガラスを採用しました。
宿泊した感想は、今年は暖冬ですから特に効果が感じられます。オイルヒーターで室温17℃から25度まで上げるのに1時間ほど。暖房を一番弱にして消し忘れて寝てしまったときは、室温が30度まで上がってしまいました。暑くて目が覚め、慌てて空気の入れ替えをしたほどです。3畳の空間って居心地よくとても楽しいですね。
寝泊まりして2週間が過ぎた時の感想ですが、トイレ用の換気扇を付けておくと室温が下がり始めるのが早く感じたので、住宅には熱交換型の第1種換気を強くお勧めします。換気扇を止めておくと4時間位、室温は下がりませんでした。
当社のレンガ職人のクオンくん。6年目のベテランです。
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