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プロパンガスと都市ガスを理解して上手に得をしましょう!



プロパンガスと都市ガスの違いは?

プロパンガスは高い!都市ガスは安い!と思っておられる方がとても多くおりますが、果たしてそんなに単純なものなのでしょうか?ここを理解してないと、年間数万円損をするかもしれません。

まず、プロパンガスと都市ガスの違いは、ガスの種類が違うということです。プロパンガスの使用量10立方と都市ガス22立方が同じ熱量となります。

1立方当りの値段では、単純に比較できません。 下記の計算式で、簡単に都市ガスに置き換えることができます。

プロパン使用量×24000kcal÷10750kcal=都市ガス使用量

基本料金は、一般的な家庭で、プロパンガス月1,500円~1,800円位  都市ガスの場合 月1,250円。(21~80立方)

使用料は、カロリーベースで比較すると、プロパンガス代4,000円の場合 都市ガス代3,762円となります。

新築住宅の場合、ガス工事代 プロパンの場合、工事費無料(貸与) 都市ガスの場合、工事費約25万円です。ガス料金の差額が、月238円+基本料250円ですので、25万円を取り戻すには、最大43年もかかってしまいます。ちなみにガス給湯器の寿命は、10年から15年です。

プロパンガスは、各社で料金を決めていて、都市ガスは、国の認可で料金が決まります。なかなか言いづらいですが、プロパンガスの場合は、使用量や工事代、器具の貸与などによって、料金が変わるのです。250円~800円/立方位の幅があるといわれています。最近は、プロパンガス会社の競争が激化しており、全体的にプロパンガス料金も下がってきています。中には、正規都市ガスより安く供給しているところもあります。また、円高や輸入原料価格の高騰で、ガス代は、上がっていることもありますが、これは、プロパンでも都市ガスでも一緒のことです。

また、災害に強いと言われているのは、プロパンガスですが、ボンベを運ぶ作業が必要ですから、「災害時に人をどれだけ投入できるか」ということが、問題です。また、阪神淡路大震災の時は、都市ガスは、早いところで4日目、完全復旧まで85日かかりました。その間、都市ガスエリアでは、プロパンや液化天然ガスなどをガスボンベに入れて、配っていたそうです。雨の日も夜間も作業は続き、その作業内容は、大変過酷なものだったと聞いています。災害時に強いのは、プロパンとか都市ガスではなく、人物金を投入できる大手ガス会社ということになりそうです。

プロパンガスしか選択できないお客様は、立方当りの料金を確認するといいでしょう。都市ガスをカロリーベースでプロパンに直すと立方380円位です。400円~500円/立方が妥当なところでしょうか。

使用料だけを見ると、都市ガスが安いことは、間違いないようですが、始めの工事代や給湯器の交換などを考えるとプロパンも捨てがたいですね。

アパート管理をしている当社は、ガス会社との間で、よく交渉をしています。機器類やガスの小売り料金も確認して、お客様や大家さんのメリットが最大になるように心がけています。もちろん、新築住宅のお客様でも同じことをやっております。高いプロパン料金を請求されたら、お客様に申し訳ないですから。。


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