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電気配線のお話し(3路スイッチ増設編)

更新日:1月17日

あそこにスイッチの追加ができたらなぁ・・ なんて思う事ありますよね?

現在のスイッチ位置と新規で取り付けたい位置から天井裏や床下に配線を通す事ができれば増設ができるかもしれません。


通常の複線図

上図は通常の配線(複線図)で

下図がスイッチを増やす場合の基本配線になります。

※参考:グレー色の四角は天井裏のジョイントボックスと思ってください。


3路配線 複線図

それでは解説します。


まず既設スイッチの2芯配線に1本配線(1.6mm)を追加し3芯にします。

色は何でもOKです。

スイッチを3路スイッチに交換します。

3路スイッチ
どっちも一緒にみえますよね・・
片切 3路スイッチ

左のスイッチが片切りスイッチ(2線式)で右の写真が3路スイッチになります。

片切りスイッチは左右の穴に配線を差し込めば上下関係なく使えます。

※参考:配線穴が4つある事で2つの照明器具を1つのスイッチで操作できます。

3路スイッチには何やら番号がありますよね。接点が2ヵ所あるのが片切りとの違いです。

※参考:№3・1の穴は各3路スイッチで逆に差し込んでも大丈夫です。№0だけ注意してください。

    3路スイッチ=両切りスイッチではないので注意!


そして新規でスイッチを設けたい位置から新規で3芯配線(1.6mm)をし結線すれば完了です。

この方法は基礎的な配線になりますが、天井裏での結線作業が必要になるのでやや困難かと思いますので、天井裏での結線をしないもう一つの方法を次に記載します。


3路スイッチ 増設方法

これは天井裏などのジョイントボックスを経由しない3路スイッチの増設方法です。

この場合3芯配線(1.6mm)を増設したい位置まで配線できればOKですので

天井裏での結線作業を省略することができます。

しかしスイッチボックス(スライドボックス)内で1本結線が必要になりますので

配線が密集しているボックス内では不向きな方法になります。


まぁ、実はどちらも同じ事をやっているだけなんですけどね(笑)


新築時でもリフォームでも使える方法ではないかと思いますので、覚えておくと良いかもしれません。この工事も「電気工事士」の免許が必要ですので、工事したいという方は取ってからやってくださいね!


次回は4路スイッチなどのお話しができたらと思います。



以上、電気配線のお話し(3路スイッチ増設編)でした。


~ 建築部1号 ~



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