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電気配線のお話し

コンセントの追加をしたいな・・と思う事ありますよね?


照明が灯くという事は電気が通っているのだから・・

「その元であるスイッチから分岐すればコンセントを増設できそう」ですよね?


答え:これ、実はできないんです。


ちょっと下に複線図を書いてみましたのでご覧ください。

複線図

左図は通常のコンセント配線、右図は照明器具+スイッチ配線の図です。


ジョイントボックス
ジョイントボックス

グレー色の四角は天井裏のジョイントボックスと思ってください。











右図のスイッチ配線より分岐してコンセントを設けても(下図参照)

複線図

残念ながら電源をとる事ができないんです・・


白と黒の配線から分岐すれば電源が取れる気がするのですが

材料の都合上、本来「黒」配線の所が「白」配線になっているだけなので

勘違いするんですよね。


ではどこに配線を接続すればコンセントの増設ができるのでしょうか・・

答えは下図をご覧ください。

複線図

元(天井裏)まで辿って黒と白の配線より分岐してあげれば大丈夫です。


電気配線って黒線(非接地側)から白線(接地側=アースされている:理論上安全)へ接続してあげないと機能しませんので、基本を覚えておきましょう!


ごちゃごちゃ書きましたが、実は理科の実験を思い出せば良いだけの簡単な話です。

電気配線 電池 電球

そうそう、スイッチには極性が無いのですが、コンセントには極性がありますので

接続時には間違えない様に注意しましょうね。

だいたい接地側に「W(ホワイト)」の表記があります。

コンセント スイッチ

因みにコンセントの接地側Wの穴の長さは9mm・反対側L(ライブ)は7mmです。

ダウンライト N ニュートラル


照明器具なんかは「N(ニュートラル)」の表記かな。



これらの基本が分かっていると自分で電気工事ができてしまうと思いますが

この他にも配線の加工や接続には細かい決まりごとがあります。

また別の機会にお話ししますね


たまに電気工事業者さんでも出来ていない事がありますが、小さな事が大事故を招きかねませんので注意したいところです。


二種電気工事士



あっ、工事するには「電気工事士」の免許が必要ですので、工事したいという方は取ってからやってくださいね!




以上、電気配線のお話しでした。


~ 建築部1号 ~


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