質量・重量のお話し
- 建築部1号
- 2024年10月4日
- 読了時間: 2分
更新日:1月20日
棚受など建築金物を選ぶ時に、カタログに記載の単位が気になった事はありませんか。

この金物に何kg乗せられるかな?って確認したいのに、カタログには「N(ニュートン)」や「kgf(キログラムフォース)」の記載しかありません。何故でしょう・・
何でも日常生活で質量を表すkg(国際単位系SI)の表記が力の単位に使用されることに問題があるとして、工学単位系では“kgf”を使用して表すことが多くなったそうです。
カタログを見る際には 1kgfの重量=1kgの質量 と換算してください。
質量とは、物体が地球上や宇宙上のどこであっても変化しない、重力の影響を除いた物体そのものの量の事
重量とは、引力に起因する重力の加速度により、物体がその場所で受ける力の事
では耐荷重「N(ニュートン)」の欄に記載の値はどう導けばよいのでしょうか。
「1kgf=9.80665N」ですので「約10N」と解釈して構いませんが、上のカタログでは
約「12N」ではなく「耐荷重12kgf×9.80665N=117.6798N」と計算し、実際の値を記載しています。
良い機会ですので、参考までに様々な物体の1m3当たりの質量表を載せてみます。
少し書き込みしちゃってますが気にしないでください!

質量の基準は「水」になります。(※水温度は4℃の時で考えます。何故?と思った方は調べてみて!)
当たり前のことですが各物体の質量は様々ですよねぇ。
木造ですと主に吊り上げる材は「木」ですので頭を使わなくても危険ではないのですが
金属や土などは質量がかなり変化します。
鉄なんか約8倍ですし、土や砂などは雨の翌日には水分を含み更に質量が上がります。
検討を見誤ると結構危険ですので、現場で作業にあたる方々は頭に入れておきましょうね!

そろそろ読みたくない感じになってきましたかね?
ではこの辺で終わりにしましょう。
以上、質量・重量のお話しでした。
~ 建築部1号 ~
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