コロナの流行したこの数年、日々材料単価に変動があった為
弊社のリアルな金額が良くわからないというお話しを数件いただきました。
率直にお伝えくださり有難うございました。
そこで、今回は建築のご相談をいただいた際にご説明させていただいております
前期の請負契約の平均金額をお話ししたいと思います。
弊社では主に3種類の外装を扱っておりますが
先に「坪単価」でお話し致しますと(※以降すべて税込み表記)
サイディングの家(総2階) 76万円/坪(施工面積)
ガルバリウムの家(総2階) 81万円/坪(施工面積)
レンガ積みの家 (総2階) 86万円/坪(施工面積)
といったところです。※下屋が大きい(2階に比べ1階が大きい)場合は該当しません
この「坪単価」という表記は「目安」で使われるものですので、後に誤解を招く事があり良い表現ではないのですが、概ね「30坪以上の総2階の場合」はこれくらいの金額になります。
30坪を下回る場合ですが、例えば「レンガ積みの家20坪なら1,720万円だね」とはならない(床面積の大小に関わらず1棟当たりに必要とされる設備工事費や経費はあまり変わらない)ので、この場合や平屋の場合は個別に積算をした方が間違いないです。
でも知りたいと言う方には
30坪を下回ってもだいたい2,000万円はかかる
平屋の場合は 90万円/坪(施工面積)程度ではないか とお話ししております。
(平屋の場合は総2階とは違い基礎・屋根が大きくなる分工事費が嵩みます)
又、お打ち合わせ時に「施工面積」や「延べ面積」といった表現が出てきます。
一見同じ様に思える表現ですが違った意味合いがありますので覚えておいて下さい。
「延べ面積」とは建築確認申請書に表記される各階床面積の合計です。
簡単にいうと自身が住むために必要な内部の床面積です。
お施主様が「うちは○○坪の家だよ」とお話しされる時に使われる面積(広さ)です。
「施工面積」とは工事される範囲全ての水平投影面積です。基本吹き抜けも含まれます。
例えば延べ面積に「玄関ポーチ」「バルコニー」等を加算した面積です。
工事に関係する面積ですので、建築確認申請書には記載されていません。
坪単価は施工面積で算出しています。
延べ面積で考えてしまうと坪単価が変わってしまうので注意しましょう。
ここまでが建物本体価格の考え方になります。
これ以降は「その他の費用」になります。
次の表をご覧ください。
色々な項目がありますよね・・
現金で賄わなければならない部分もあります。これ注意です!
注文住宅を考え始めたばかりの方は「何それ」「そんな事知らなかった」と思う内容かもしれませんが、これらを含めた総額が家づくりに必要な金額になります。
どれが自身の家づくりに該当する事柄なのか最初は分からないと思いますので
興味のある会社さんで一度は資金計画をしてもらいましょう。
土地からお探しの方は場所によりインフラの整備などで費用が嵩みますので
これも興味のある会社さんに事前確認してもらいましょう。
少し参考になりましたでしょうか。
家づくりには「やるぞ!」という勢いとタイミングが必要ですが、この熱意もあまり長引くと失速します。なるべく短期間に集中して進めた方が良いかもしれません。
楽しみである反面、毎週ゞ遊びに行けない!っていうのも意外と辛いから。
請負契約まではお金の話ばかりで疲れ(面白くない?)てしまうかもしれませんが
これらを理解できていない内はまだまだ建て時ではありません。
あ、ご夫婦の意見が合わない時も建て時ではないかな。事前に沢山話し合ってください!
家づくりって大変な事ですが、この苦労って一生に一度あるか無いかの貴重な経験です。
請負契約後の仕様打ち合わせが楽しくできる様に、先ずはとっかかりを慎重に頑張ってみてください!
以上、弊社建築費のお話しでした。
~ 建築部1号 ~
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