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火災保険が安いT構造とは?いくら安くなるの?

一般的な木造住宅には耐火構造(T構造)とその他の構造(H構造)の2種類があります。火災保険を安くするためには、構造をT構造にする必要があります。T構造になれば、火災保険が約半分ほどになりますし、地震保険も安くなります。


◆T構造(耐火構造)とは、以下の住宅が定義づけられています。

1.下記のいずれかに該当する建物

 a.コンクリート造建物

 b.コンクリートブロック造建物

 c.れんが造建物

 d.石造建物

2.耐火建築物(耐火構造建築物を含む)

3.準耐火建築物(特定避難時間倒壊等防止建築物を含む)

4.省令準耐火建物

5.主要構造部が耐火構造(準耐火構造の建物および準耐火構造と同等の準耐火性能を有する構造の建物含む)の建物

6.主要構造部が法令に掲げる基準に適合する構造の建物の共同住宅


◆H構造(非耐火構造)

上記のM構造およびT構造に該当しない建物

M構造およびT構造の確認ができない建物を含みます。(M構造はマンションです)


上記の判別には、建築確認書であったり、それを証明する書類が必要になります。火災保険は、温暖化の影響か自然災害による火災保険や地震保険の支払いが増えており、いままでのやり方だと保険会社が赤字になってしまう恐れがあることから、2015年より長期35年の保険は廃止されました。そして2022年にも5年を超える長期契約がなくなりました。長期で入ればその分、長期割引がきいたので割引されやすく加入できたのですが、2023年現在では5年が最長になっております。また保険料も年々上がってきており、2022年10月にも約10%の値上がりがありました。5年長期の場合、4.4年分の長期割引を受けられます。


こんな時世ですので、保険料は少しでも安い方がよいので、木造戸建を新築なさる際にはぜひT構造(耐火構造)を検討されるのはいかがでしょうか。


ちなみに埼玉県で2023年に新築し2000万円の火災保険に加入した場合の比較表をご覧ください。


T構造 火災保険比較サイトより H構造


1/2とまではいきませんが、T構造の方が45%ほど安くなっています。これが、住んでいる間ずっと差額となっていきます。真ん中のセレクトプランでは、40年で40万円以上の差になります。最近地震保険の加入率も上がっていますので、地震保険に入る比較では、以下のようになります。


T構造 火災保険比較サイトより H構造


こちらの場合だと同じセレクトプランでは、一年で23,210円の差が出ました。同じ40年間での差額は、928,400円にもなります。今後火災保険料も上がるかもしれませんので、これ以上の差額になる可能性も高いかと思います。


一般的にT構造取得には、木造住宅では省令準耐火建物がほとんどです。2×4工法であったり、公庫基準によるものであったりしますが、当社では火災に強いアップルゲートセルロースファイバーを使った仕様ですので、5の主要構造部が耐火構造になりT構造となっています。当社に限らず、断熱材を変えるだけでT構造取得できるので、どこの工務店でもアップルゲートでやってくれるかと思います。検討される方は聞いてみたらいいかと思います。埼玉県だと越谷市にある武友工業 株式会社さんが、アップルゲートの施工店ですのでそちらに相談するのもいいかと思います。ちなみに、私が知る範囲では、アップルゲートでT構造が取得できるのはあいおい損保さんだけです。他の保険会社では、難しいかもしれません。





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