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浄化槽のお話し

今回は浄化槽のお話しをしようかと思います。


皆さんが使った水(汚水)ってどこに行くのでしょうか・・

そのまま海へ放流でしょうか。違いますよね?

多くは下水道管を通って下水処理場まで流れていきます。

汚水処理場の仕組み








これは本下水が整備されている区域では当たり前の話ですが

整備されていない区域の場合はどうしたら良いのでしょうか。

「えっ、本下水がない区域ってあるの?」

なんて話をちょいちょい耳にしますが、勿論あります。


本下水が整備されていない区域にお家を建てる場合は

自宅の敷地内に小型の下水処理場を設置してあげる必要があります。

これが「浄化槽」です。


浄化槽には「単独浄化槽(トイレの排水限定)」「合併浄化槽」と二種類ありますが

今は生活排水全てを浄化する「合併浄化槽」のみ使われています。


合併浄化槽

簡単に説明しますと

排水流入してから①~⑤


①:沈殿分離槽

②:嫌気ろ床槽

③:接触ろ床槽

④:処理水槽

⑤:消毒槽


を経て浄化された汚水がU字溝へ

放流されます。


基準:BOD除去率90%以上(よごれ)

  ※U字溝がない区域の場合は蒸発散装置


仮に放流される汚水のBODが多い(有機物が多く含まれる)と、水中の酸素量が少なくなるので悪臭が発生したり魚が窒息死したりします。

単独浄化槽は、合併浄化槽の約8倍のBOD(よごれ)が放流されてしまうので

平成13年4月1日の浄化槽法改正により、生産や新設は禁止されています。


鯉 魚が住める 環境 水質

殆どの人が目の前から汚いものは流してしまえばスッキリ!といった生活をされていると思われますが、その「汚いもの」は下水道管を汚し下水処理場への浄化負担を増やしています。

その点 合併浄化槽を利用されているご家庭は、流した汚水は全て宅内で浄化する事を知り汚水を減らす事で浄化槽の汲み取り

(汚泥)頻度も減らせる事を学びます。


                      大変良い事です!


ではどうやって汚水を浄化しているか知っていますか?


先に示した①~④のセクションに色々な微生物が生息しており

有機物を食べる事で「よごれ」が浄化されていきます。

だからこの微生物達との共存でもあります。決して機嫌を損ねてはいけません!!


機嫌を損ねる事柄は下記の通りです。


1)酸素量がいい加減(通常はブロワーをタイマーで運転しているから大丈夫な筈)

2)塩素系の洗剤を流す

3)抗生物質の服用(排泄)


これらに配慮しないと浄化槽内の微生物が死滅し、浄化能力が悪化し

臭気が発生する場合があります。

たまに汲取っていなくて臭気が発生しているお宅もありますが

一度微生物が死滅しますと復活まで時間がかかりますので注意してください。


まぁ、今は法定検査や保守検査(※有料)が義務付けられていますので

異常があった場合や汲み取り時期など教えてもらえますのでご安心ください。



本下水であろうが浄化槽であろうが規模が違うだけでやっている事は同じです。

無駄な汚水の放流は不経済ですし環境破壊に繋がりますので

今一度自身の生活排水について見直してみるのも良いかもしれません。


またつらつらと長文になってしまいましたが

以上、浄化槽のお話しでした。


~ 建築部1号 ~

















以上、浄化槽のお話しでした。


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