私たちの生活で「湯舟に浸かる」ことは結構当たり前のことですよね。
疲れを癒すのに欠かせないものになっているかと思います。

でもそんな癒しの場で命を落とされている方が身の回りには多いです。
そう、人間って水の中では呼吸ができないから。
もし倒れた時に浴槽がなければ、もしかしたら生きられたのではないか・・
なんて思ってしまいます。
看護師さんのお宅を建てさせていただいた時に「将来は浴槽はいらない」と言われた事がありました。介護が必要な方のお宅の設計で浴槽無しでスチームサウナをつけた事がありました。その時は未だ若いのもあり、恥かしながらさほど深くは考えなかったのですが
今ならよく理解できます。
中々将来を見据えて「浴室+スチームサウナにしませんか?」とお話ししても「何言ってるんだ?こいつ・・」という顔しかされませんが(^-^;)少し日本特有の湯船に浸かる文化を見直しても良いのかなと思ったりします。
最近シャワーしか浴びないという方も増えていますよね。
欧米化っていうのかな(笑)
ヒートショックが起きない様にどんなに高性能な家を造っても、そもそも湯船の出入りの動作にも危険が潜んでいます。
入浴剤に依っては滑ったりもしますしね。
私の娘は幼い時に浴槽に顎をぶつけ皮膚がパックリ割けた事がありました。
余談:温かい家に住んでいる人って、冬場に少しだからと言って半そで半ズボンで外に飛び出すんですよね。
あれ危ない(ヒートショックになりかねない)と思います!
快適且つ安全に家族が使える様に設計できるのが注文住宅の良い所ですので
「通常はしないよな・・」とか思う前に設計段階で一度ご相談くださいね。
自分たちに合った家づくりをしましょう!
以上、家庭用スチームサウナのお話しでした。
~ 建築部1号 ~
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